あのときのログ

思ったこと、経験したことを忘れないようにするためのメモ。

SQL*Plusから、CSVでSPOOLする

Oracleを使っていると必ず話題になるこのネタ。
自分も業務でそんなスクリプト一杯作った気がするが、
先日、oracleがあんまり得意でない後輩に尋ねられて・・・あれ?
パッと書けなくなってた(汗)


簡単なサンプルを提示しようと思い、昔の記憶を呼び起こしながら、
リファレンスとGoogle先生でシステム変数の設定を補足してカリカリと書いてみた。


【テーブル】

create table TBL1 (
col1 number(4),
col1 varchar2(10),
col3 date
)

【データ】※各値にはスペースは含まれていない

col1  col2  col3
1   AAA  2011-04-22
2   BBB  2010-03-31
3   CCC  2012-01-01

CSV出力】

set head off -- ヘッダを出力しない
set trimspool on -- 行末以降の空白をカット
set pagesize 0 -- 1ページのサイズを定義しない(=全行1ページ内に出力)
set termout off -- 画面に結果出力しない。お好みで。
set feedback off -- 結果件数表示のon/off お好みで。
set echo off -- スクリプトで入力されたコマンドを出力しない。
spool csv_spool_tbl1.csv
select
col1 ||',' ||
col2 ||',' ||
col3
from TBL1;

  • -

spool off

【出力結果】

1,AAA,2011-04-22
2,BBB,2010-03-31
3,CCC,2012-01-01


こうなる。意外と泥臭いSQL文である。
もっとスマートにやるなら all_tab_columns からカラム名を取って
どんなテーブルでも出力できるようにするという手があるが・・・
ここではそこまでしない。

ちなみに、そんな難しそうなことしなくても、列の区切り文字をカンマにすれば
(デフォルトはスペース)CSVで出るんじゃない?
とナメてかかった場合、出力時にSQL*Plusが見やすく調整してくれるために、
列と列の間に空白が空いてしまい、固定長CSVが出来上がってしまいます。


set head off
set trimspool on
set pagesize 0
set colsep ','
spool csv_spool_tbl1_colsep.csv
select
col1,
col2,
col3
from TBL1;

  • -

spool off


【出力結果】

1 ,AAA   ,2011-04-22
2 ,BBB   ,2010-03-31
3 ,CCC   ,2012-01-01